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barcarole

大作からB級まで、たまにミーハー、たまに毒舌な感じで感想を綴っています。
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  • 04/29/20:19

デスパレート 愛されてた記憶 玉観音

く…暗いッ!

ストーリードン暗です(´・ω・`)
香港映画にはこういうの珍しいよなー…と思いつつ借りたのですが、映画見て初めのシーンで驚愕。
「…北京語じゃん?!?!」

中国映画ですたー(*ノ∀`*)アイター

えーと…。

このドン暗なお話を手短にまとめましょう。作中では時系列が錯綜してるのですが、まー、その順番で。

まず、やり手っぽい女社長の旦那の座をゲ━━━(σ・∀・)σ━━━ッツ!!!!して、逆玉に乗った男、ヤンルイ。
こいつ、凄い。何が凄いって、ものすげー自信満々wwww
冷たくされるほど燃える、恋多き男。そんな彼の目下の悩みは、逆玉に乗れて金持ちにはなったけど、女遊びが出来ないこと…。…死んでしまえそんな奴は!(ぁ

んで、そのヤンルイが、テコンドーの道場に通っていて、そこで雑用係をしている影のある美女・エンホンにちょっかいをかけます。
…雨の中、チャリンコ乗ってるエンホンに、「なぁ乗ってけよ…なんでお前はそう頑固なんだ?!(逆ギレ)」…。
ろくに相手にもしてもらえないのに、車で追っかけるって…あんたそれ、すとーk(ry…。

こんなどーしよーもない始まり方でいいんだろうか…と、見ている人間を複雑な気持ちにさせるオープニング。

んで。
妻の出張中に、エンホンを雨の中追い回した挙句、アパートにまでくっついていって、更に部屋に向かう階段まで駆け上り…回し蹴り食らって卒倒b
もうね、目が点になりました。
どんだけ強いんだこの女wwwwwwwww
…理由は後ではっきりしますけどもw

で、回し蹴りを鮮やかに決められて卒倒したヤンルイ、目覚めると、ラッキーなことに、エンホンの部屋の中w
そこで多分、やることやらずに二晩を過ごし、ようやくほんのすこーしだけ心を開いてもらって、翌々日の朝(と思われる)、エンホンと手を繋いでちょっとだけ歩きます。
…そしてそこをいきなり探偵に激写され、あわれ、やることもやってねーっつーのに、妻にバレてまたも逆ギレw
離婚、しかも、相手のエンホンは勤め先をクビになって~…。

でもまー、結局、全てを捨てて女のとこに走ったヤンルイを、エンホンは受け入れてくれるのですが

幸せになったかと思いきや、ところがどっこい、妻と暮らしていた時に、「内装屋のリベートどうする?」「2万元ぽっち、あなたにあげるわ」という流れで貰っていたリベートが原因で、収賄容疑で逮捕。
エンホンがツテを辿って弁護士を紹介してくれて、無事釈放され、部屋に戻るともぬけの殻。
そこには、エンホンが残した手紙が。


で、こっから回想シーン。
エンホン、実は本名がアンシンという名前で(本当に安心って字だぉーw)、元麻薬捜査官。
婚約者のティエチュンは、有能(らしい)新聞記者で、アンシンは優等生な麻薬捜査官ですた…。
テコンドーだったかの大会で取材にきていたティエチュンと知り合い、恋に落ちて遠距離恋愛中のとこから、過去の回想シーンが始まります。…てか、遠距離恋愛、列車で8時間とか…無理w いや、中国にしては、「近い」と言える距離かもしれんけどね…。
で、遠距離恋愛中のアンシンが、街中を歩いている最中、水かけ祭でがきんちょに水をぶっかけられ、一緒に濡れる羽目になったマオジェと知り合います。
ここからはもー、よくあるパターン。仄かな恋→一夜の過ち→でもわたしには婚約者が…。
結局アンシンは、婚約者がいることをマオジェに告げ、関係を清算します。ちなみに、マオジェに対しては、「体育教師」とかいう微妙な嘘をついてますw

で、それで終わるわけもなく。
ある日、麻薬取引をすることになっていた女をとっ捕まえて、アンシンがその女性の替わりに運び屋に扮します。で、取引現場にいくとそこにはマオジェの姿が~…。
「なんで君がここに?」とか言うマオジェの憂い顔が美しくて涙ものです(ぁ。

結局、マオジェは仲間については全く口を割らないのですが、お互いの事情を知らない間に家に連れてきちゃったりしてたぽいのが運の尽き~。
アンシンの証言によって、マオジェの自宅に踏み込むことになり、結果、父親は現場で射殺され、母親は怪我するだけでとっ捕まるものの、その後銃殺刑に…。
マオジェは一旦は有罪判決が下りるものの、その後提訴→釈放されます。

んで。
一度目の裁判の後、アンシンは婚約者のティエチュンと結婚、直後に妊娠発覚→出産。
しかし、マオジェが控訴したことで、改めて、裁判中にアンシンとティエチュンの関係について証言する羽目になり、夫と大喧嘩(になったらしい)。
そして終いには、夫となったティエチュンが、生まれたばかりの子どものDNA鑑定を行い、「俺の子じゃねぇええええええええええ」と怒り心頭…。
結婚・出産後、子どもはティエチュンに預け(というか、多分、主にティエチュンの母親にw)、一人単身赴任状態で働いているアンシンのところに、ティエチュンが子どもを連れてやってきます。
そこに、2度目の裁判を終えて釈放されたマオジェと、その兄が殴りこみ…。

夫は死に、アンシンは名を変えて、子どもと共にその地を離れることになりますた…。
…というのが、回想シーンw

その後のドロドロは…実際に見てくださいw まじおもすれー!!w

なんつーか、あれだ。
「ごきげんよう」の後の、30分の昼ドラ枠(真珠夫人とか、牡丹と薔薇の枠ですよー)を彷彿とさせる、どろどろ極まりないストーリー。
山場に次ぐ山場、もうどろどろのぐっちょんぐっちょんです。
見応えあったwwwwwww

後味は、正直、最悪ですがw
でも、それを差し引いても、面白い映画だったと思います<>
元々、中国の連ドラ→映画化という流れらしいのですが、そうかー、これをもっと長く濃くドラマにしてたなら、そりゃさぞかし奥様方に人気だったろうなーと、素直に思いますw


んで、ちょこちょこと感想。

まず…。

中国怖い(´・ω・`)

麻薬取締りのシーンがあるのですが、…いや…銃乱射してますが。お互いにwwwwww
銃だけじゃなく爆破とかしてるし、一体、向こうのマフィアはどんだけ武装してるのかと…。こういう国の犯罪者が日本でそのまま同じ事件起こそうとすりゃ、そりゃー、「外国人による凶悪犯罪」とか言われるわなー。
日本だったら、精々、ナイフか拳銃だろうけど、このシーン、なんかライフルとか持ってる気がします…。
どんだけーw

あとはねー…。
お金の話が随所に出てくるのですが…リベート2万元って…大体30万円?w
そりゃ安いわな(*ノ∀`*)アイター
でも、茶玉子を買うシーンでは「2元(30円)」って言われてたし、物価の差をしみじみ感じます…。車、それも新車売って現金作って8000元、って話も出てきてたのですがー…日本円にして約12万? 一体、新車買うのはどんだけ安いんだろーか…。

それと、まー、ストーリーを追っかけていく視点はほぼヤンルイ視点なのですがー…。
ヤンルイ、簡単に惚れすぎじゃね?w いくらなんでも、その展開には無理があるかと…。
いやまぁ、実は端折られている部分ですごーく深く知り合っている、という可能性もなくもないけど、でも、最後のシーンで、「あの子はまだ3歳なのよ!」といってるってことはー…。
ヤンルイが逮捕される前に、「この3年間で一番安心出来る日々よ」みたいなことをアンシンがヤンルイに告げるシーンがあるのですが、それを考えても、やっぱ、出会った直後に色々起きてる気がするよねーw
激情家なんですね!(ぇ


あとはー。
…ニコラス、光りすぎwwwwwwwwwwwwwwww

ニコラス・ツェーって、元々香港生まれ→小学生くらいでカナダに移住した人でー、一時期日本に暮らしてたこともあり、日本語、広東語、北京語、英語が喋れるという、まさに香港人~って感じの人なのですが。
映像で見ても、正に、香港人~ですた…。
ヤンルイと言い、ティエチュンと言い、なんともはや…「垢抜けない中国人」といった感じなんですけども、そんな映画の中で光りすぎ、輝きすぎな程に目立つ男、ニコラス。
どっからどう見ても、「大陸人の中に混ざりこんだ香港人…」って感じw
PROMISEでは、金の人差し指を持って悪役に徹してくれる、お茶目なニコラスですが(ぇ、この映画ではもーもーハンサムで男前で水も滴る良い男過ぎました。
てか、出るシーン出るシーン、やたら水かぶってるな、この男。
いやなんつーか、こう、水戸黄門の中にいきなりタッキーが出てきてるのと同じくらいの違和感w もしくは、地方のぱっとしない劇団の中に、一人混ざりこんだウェンツでも可…(ぁ。
…何が言いたいって、こう…言っちゃ悪いが、芋臭い男に一人混じる良い男!!w
ときめきました(゚Д゚ )ムハァ

…でも、「ニコラス出てるんだーw」と思って借りてみたら、マオジェ役のニコラスが出てくるまでのシーンがかなり長く、「同じ名前の別人だろーか…まさかこのイモいのがニコラスって名前だったらどうしよー…」と不安になったので、出て来た時は感動もひとしおでしたYO…。
全体的に垢抜けない作りなのに、ニコラスが出てくるシーンだけがいきなり香港映画チックなかんじでw
しかし、なんだろ…なんとも言えず、中国映画のラブシーンってエロイですよねー(ぁ。
ニコラス扮するマオジェとアンシンのキスシーンなんて、見ててどきどきしました(ぇ。でも、その直後に、「初めてでカーセックスはナシだと思うよ、ニコ…」とも思ったけどなーwwww
てか、キスシーン自体は濃厚すぎず、丁度良いときめき加減だったのですが、のしかかるニコラス…ちょw 座席倒すの早いっつーか上手いっつーか慣れすぎっつーか…展開早ッ!!w

でもときめいたから良いんだ(´・ω・`)
アンシンに覆いかぶさるようにして座席倒すニコラスの背中見てときめいた時、自分は変態だろーかとちらりと思ったけれども(´・ω・`)

ちなみに、主役・アンシン(エンホン)はヴィッキー・チャオが演じているのですが、めちゃんこ可愛いですw
綺麗な顔しててー、肌がつるつるでー、顔小さくて、手足長くて、本当に可愛い。
眼福。
でも、どうしても、中国映画で女の人が叫ぶシーンだけは受け入れられない…。声高くて凄くヒステリックに聞こえるのは、わたしだけなんでしょーか。
あ、でも、ヴィッキー、叫ぶシーン以外はすごく良かったです。スタイルよくて顔よくて演技も上手い。ヴィッキー・チャオというと、わたしは「少林サッカー」を思い出すクチですが、こういう影のある役も上手いなー。


最近、疲れているせいか、明るいコメディに心惹かれる傾向にあるのですが、これはなかなか面白かったですw
インファナル~程の、重厚かつ濃厚な作品ではないのですが、ストーリーが流石に錬りこまれていて、見ていて引き込まれる作りだなーと。
久々におもろい映画でしたw
…いくらコメディ面白いといっても…軽妙な感じのアクションなら見れるようになってきたといっても…ドラゴン・タイガー・ゲートじゃ、ここまでのめりこめないもんなww

北京語の映画なので、単語がたまーに耳に飛び込んでくるのも、またよし。
しかし、この邦題のカッコ悪さだけはどうにかしてほしいです<>
デスパレートって何よ…。いや、意味は分かるけど。
desperateで、絶望的な、とか必死、とかねー…それは分かるけど、それって、カタカナのタイトルにするくらい一般的な単語だっけか?w
しかも、原題は「玉観音」。これはちゃんと意味があるタイトルなんですよw で、原題の英語が「Jade Goddess of Mercy」…。そのまんまだぬ。jadeが玉とか翡翠で、goddessが女神、mercyが慈悲。こんなストレートに、中国語の原題を英訳してくれているっていうのに、何故邦題がdesperateなのか…。
しかも、サブタイトルの「愛されてた記憶」ともなると、全くもって意味不明。
なんだそりゃーw

ドラゴン・タイガー・ゲートは、まー…原題が龍虎門だから良いとしてもなー…。…いや、でも、例えば「白虎隊」を「ホワイト・タイガー・スクワッド」とかって訳されたら、「違うだろ?! 固有名詞はそこまで訳さねーだろ普通?!」って思いませんか…w
無間道が「インファナル・アフェア」になったのは、原題のほうが既に、英語のタイトル「infernal affairs」なので、理解出来るのですが。
邦題ってとかく、流行ったドラマとか映画とかのタイトルをパロったようなものをつけがちですが(特に、マイナーなB級作品)、いい加減そういうのは脱却してほしいなと、心底思います…。
この映画面白かったけど、ニコラスが出ていなかったら、借りなかった自信ありますからね!
だって、タイトル、「デスパレート」だよ?w 見る気しねーw

…というわけで。
邦題はクソですが、中身は面白かったです…(*ノ∀`*)アイタ


あ、追記ですが。
中国映画って、非常によく人が死にます。日本の映画でも人が死ぬことはありますが、本当に、おいおい!と突っ込みたくなるくらい死にます…。
でもねー、今回の映画見たら、なんつーか、それも納得出来るというか…。病院のシーンもあるのですが、なんともいえず…野戦病院?と思うような感じでしてー…。助かるもんも助からないような(ぁ。
んで、死に方がドラマチックじゃないというか…日本だと、人が死ぬシーンがそのまま山場になる気がするけど、飽くまで物語の一部、本流から外れた部分での扱いというか、いたってあっさりと死んじゃうんだよねw

…でも、それを見慣れてるわたしでも、流石に最後のほう、子どもが~ってシーンは愕然としました…orz
SAWのように、殺し方そのものが残酷というのではなく、人を殺すってことそのものの残酷さを感じるというか…。ああ、本当に、救いのない話だなー。
とりあえず、ラストシーンですらぐっとこなかったわたしですが、あのシーンだけは、なんか違う意味でぐっときた…これは主に吐気だろーか(ぇ。

あと、素で疑問。
街中の様子とかかなり古めかしいのですが、これは原題の話で間違いないんだよね…? 勿論、現実そのままだとは思わないけれども、そういう下地が本当にあるのだとしたら、やっぱ…中国怖い(´・ω・`)
普段見て「かっこえー…」と思ってる(映画の中の)香港のマフィア、彼らの富の源泉がこういう大陸部にもあるんだと考えると、なんか複雑な気分になりますなー。
…それにしても、麻薬のブローカーとかやってると、捕まると極刑なんだね…(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル


あー、でも、見応えあって面白かったです。
やっぱニコラス、ハンサムだよーw
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レスリー・チャン(張國榮)思い出ベンチ設置報告

あけましておめでとうございます。
旧年中はお世話になりました。
本年もよろしくお願い致します。

こんにちは、
過日は、ブログでの告知をしていただき、
誠にありがとうございました。m(u_u)m

レスリー・チャン(張國榮)思い出ベンチが
東京都立の公園に設置完了となりました。(^_^)V

誠に勝手ですが、
自ブログでの写真記事のアップでご報告とさせていただきます。
ご協力本当にありがとうございました!(*^_^*)
ブログの写真はご自由に使ってください。

***Leslie Cheung smile***
***レスリー・チャンスマイル***
http://ameblo.jp/lcing/
leslie-bench@mail.goo.ne.jp

http://ameblo.jp/lcing/entry-10063960373.html

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