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キング・アーサー King Arthur
キング・アーサーですよ。
キング・アーサー。
アーサー王伝説をご存知ですか?
湖の騎士ラーンスロットだとか、妖精の女王ヴィヴィアンだとか、最強の騎士ガラハトだとかが出てくるあれです。
有名ドコだと、「トリスタンとイゾルデ」というのはこの話の一部ですね。
原典を読んだことはないので(原典といっても沢山あるみたいだけど)割愛。
えぇと、ともかく、そういう壮大なスケールの物語を想像していたわけです。
史実に基いた云々という表記も多分あったので、流石に聖杯探求なんてないだろうとは思ってましたけど。
えぇ、それでも、さぞかし素晴らしい話なんだろうと思っていましたよ。
期待はずれです。
ええ、全くの期待はずれです。
泣けてくるぐらい期待はずれです。
何がそんなに期待はずれかって?
アーサー王、ぶっさいくやな~!
正直、この一言に尽きます。
ええ、確かに、(多分)史実に基いてはいたんだと思います。
アーサーというのは、西ローマ帝国の軍人で、ブリテン島を制圧する為に来た、と。
で、そこで、蛮族の長の娘と恋に落ち(おいおい)、西ローマは撤退を決めたんだけど、侵略に来たサクソンを前に、「わたしはこのブリテン島を愛している!」みたいな決意を抱き、ブリテン島に残って戦い、自由を勝ち取り、ついでにこのブリテン島の王になると。
ふむふむ。
…おい!
んな訳あるかい!
それじゃ、少しずつ「コレ、どうよ」的ツッコミポイントを。
まず、アーサーが魅力的じゃない。
…これ、致命的じゃないですか?
だって主役ですよ?
なのに、ハンサムじゃない、それはまぁ良いとしても(主役はハンサムじゃなくても良い映画はいっぱいあるし)、カリスマ性が感じられない!
仮にも、西ローマ帝国の指揮官、歴戦の勇者、騎士達を束ねて困難な闘いに勝利し、ついにはブリテン島の王にまでなった人間…には、悪いけど、全く見えません。
西ローマの兵役を終えた後、アーサーの部下である騎士達は自由の身になるのですが、アーサーの人間性(……)、そしてカリスマにより平穏な帝国での生活を得るよりも、圧倒的な軍勢との孤立無援の戦いに身を投じる決心をする…まじで?
こんな奴にくっついて!?
次に、騎士達。
歴戦の勇者ですよ。皆、強い。ハズ。
でも、正直、あまり強そうじゃない。
いや、戦い馴れてはいそうだし、勿論強いんですよ。
でも、ラーンスロットなんてすっごくすっごく強い騎士として有名なのに、ごく普通に強いだけ。
…なんていうかさぁ…。
それに、死んだ人間しか見せ場がないんですよね。
騎士達の何人かは死に、何人かは生き残る。
でも、死んだ数人は凄くカッコよく描かれているけれど、生き残った騎士には見せ場がない。
ツライ。
これじゃ、「アーサー王物語」の中で重要な位置を占める「円卓の騎士」達とはとても思えない。
はぁ。
そして、グィネヴィア。
彼女はアーサー王の妻になり、つまり後にこのブリテン島の王妃になる人物です。
土着の部族・ウォードの女性闘士、という設定です。
…あのさぁ、正直ね、グィネヴィアにはね、別に戦ってもらわなくても良いんだよね。
キーラ・ナイトレイが演じていたのですが、あの土着の闘士っぽいメイクが怖い。
あと、割とスレンダーなボディであの衣装はキツい。
もちょっと豊満な方の方が…。
大体、アーサーとグィネヴィアが恋に落ちるシーンがイマイチ。
だって、元々西ローマ帝国側のアーサーとウォード側(ま、ゲリラみたいなもんね)のグィネヴィアは敵同士なわけですよ。
それが、ちょっと助けられたくらいでさっさと恋に落ちるとかありえない。
それじゃ、色仕掛けで女に乗せられてブリテン島に残ったようにしか見えないよ、アーサー。
あとね、ラーンスロットの扱いが酷い。
元々の「アーサー王物語」では、ラーンスロットはグィネヴィアを一目見て恋に落ち、主君の妃と知りながら燃え上がった想いは止まらない…みたいな、昼ドラ系のあつ~いこゆ~い物語を持つ男なのですよ。
それが、この映画じゃ…。
上官の恋人に横恋慕してストーカーしてるみたいに見える。
幻滅。
大体、この後たっくさんの独自のストーリーを持ち、ついには最強の騎士ガラハトの父親となるハズのラーンスロットが死んじゃうってどういうこと?
それにさ、「トリスタンとイゾルデ」でイゾルデと恋に落ちるハズのトリスタンが死ぬのはマズくないか?
あぁぁ、もぅもぅ、何から何までつっこみたい!
戦闘シーンは冗長、ドラマは消化不良、ロマンスなんだかなんなんだかってな恋愛模様、大体、最後にアーサーが求めるものが自由・独立とかありえないし!
奴隷がいなきゃ成り立たないような、身分制度がなきゃ生きてられんような状況で、求めるのが「自由」とか意味分かんないし。
結局、抑圧って方向じゃうまくいかないから迎合したってだけじゃん? みたいに思わせる、ビミョーな物語。
散々けなしましたが、この映画、金を出して観るなんて薦めません。
そりゃ、キーラ・ナイトレイの大胆極まりない衣装を見たいなら良いと思いますけど。
あたしゃ、もう二度と観ませんね、この映画。
キング・アーサー。
アーサー王伝説をご存知ですか?
湖の騎士ラーンスロットだとか、妖精の女王ヴィヴィアンだとか、最強の騎士ガラハトだとかが出てくるあれです。
有名ドコだと、「トリスタンとイゾルデ」というのはこの話の一部ですね。
原典を読んだことはないので(原典といっても沢山あるみたいだけど)割愛。
えぇと、ともかく、そういう壮大なスケールの物語を想像していたわけです。
史実に基いた云々という表記も多分あったので、流石に聖杯探求なんてないだろうとは思ってましたけど。
えぇ、それでも、さぞかし素晴らしい話なんだろうと思っていましたよ。
期待はずれです。
ええ、全くの期待はずれです。
泣けてくるぐらい期待はずれです。
何がそんなに期待はずれかって?
アーサー王、ぶっさいくやな~!
正直、この一言に尽きます。
ええ、確かに、(多分)史実に基いてはいたんだと思います。
アーサーというのは、西ローマ帝国の軍人で、ブリテン島を制圧する為に来た、と。
で、そこで、蛮族の長の娘と恋に落ち(おいおい)、西ローマは撤退を決めたんだけど、侵略に来たサクソンを前に、「わたしはこのブリテン島を愛している!」みたいな決意を抱き、ブリテン島に残って戦い、自由を勝ち取り、ついでにこのブリテン島の王になると。
ふむふむ。
…おい!
んな訳あるかい!
それじゃ、少しずつ「コレ、どうよ」的ツッコミポイントを。
まず、アーサーが魅力的じゃない。
…これ、致命的じゃないですか?
だって主役ですよ?
なのに、ハンサムじゃない、それはまぁ良いとしても(主役はハンサムじゃなくても良い映画はいっぱいあるし)、カリスマ性が感じられない!
仮にも、西ローマ帝国の指揮官、歴戦の勇者、騎士達を束ねて困難な闘いに勝利し、ついにはブリテン島の王にまでなった人間…には、悪いけど、全く見えません。
西ローマの兵役を終えた後、アーサーの部下である騎士達は自由の身になるのですが、アーサーの人間性(……)、そしてカリスマにより平穏な帝国での生活を得るよりも、圧倒的な軍勢との孤立無援の戦いに身を投じる決心をする…まじで?
こんな奴にくっついて!?
次に、騎士達。
歴戦の勇者ですよ。皆、強い。ハズ。
でも、正直、あまり強そうじゃない。
いや、戦い馴れてはいそうだし、勿論強いんですよ。
でも、ラーンスロットなんてすっごくすっごく強い騎士として有名なのに、ごく普通に強いだけ。
…なんていうかさぁ…。
それに、死んだ人間しか見せ場がないんですよね。
騎士達の何人かは死に、何人かは生き残る。
でも、死んだ数人は凄くカッコよく描かれているけれど、生き残った騎士には見せ場がない。
ツライ。
これじゃ、「アーサー王物語」の中で重要な位置を占める「円卓の騎士」達とはとても思えない。
はぁ。
そして、グィネヴィア。
彼女はアーサー王の妻になり、つまり後にこのブリテン島の王妃になる人物です。
土着の部族・ウォードの女性闘士、という設定です。
…あのさぁ、正直ね、グィネヴィアにはね、別に戦ってもらわなくても良いんだよね。
キーラ・ナイトレイが演じていたのですが、あの土着の闘士っぽいメイクが怖い。
あと、割とスレンダーなボディであの衣装はキツい。
もちょっと豊満な方の方が…。
大体、アーサーとグィネヴィアが恋に落ちるシーンがイマイチ。
だって、元々西ローマ帝国側のアーサーとウォード側(ま、ゲリラみたいなもんね)のグィネヴィアは敵同士なわけですよ。
それが、ちょっと助けられたくらいでさっさと恋に落ちるとかありえない。
それじゃ、色仕掛けで女に乗せられてブリテン島に残ったようにしか見えないよ、アーサー。
あとね、ラーンスロットの扱いが酷い。
元々の「アーサー王物語」では、ラーンスロットはグィネヴィアを一目見て恋に落ち、主君の妃と知りながら燃え上がった想いは止まらない…みたいな、昼ドラ系のあつ~いこゆ~い物語を持つ男なのですよ。
それが、この映画じゃ…。
上官の恋人に横恋慕してストーカーしてるみたいに見える。
幻滅。
大体、この後たっくさんの独自のストーリーを持ち、ついには最強の騎士ガラハトの父親となるハズのラーンスロットが死んじゃうってどういうこと?
それにさ、「トリスタンとイゾルデ」でイゾルデと恋に落ちるハズのトリスタンが死ぬのはマズくないか?
あぁぁ、もぅもぅ、何から何までつっこみたい!
戦闘シーンは冗長、ドラマは消化不良、ロマンスなんだかなんなんだかってな恋愛模様、大体、最後にアーサーが求めるものが自由・独立とかありえないし!
奴隷がいなきゃ成り立たないような、身分制度がなきゃ生きてられんような状況で、求めるのが「自由」とか意味分かんないし。
結局、抑圧って方向じゃうまくいかないから迎合したってだけじゃん? みたいに思わせる、ビミョーな物語。
散々けなしましたが、この映画、金を出して観るなんて薦めません。
そりゃ、キーラ・ナイトレイの大胆極まりない衣装を見たいなら良いと思いますけど。
あたしゃ、もう二度と観ませんね、この映画。
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