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シックス・センス The Sixth Sense
正直、なかなか楽しめました。
しかし、これはホラーではない。
ヒューマンドラマです。
最初に、これはどうだろう、と思ったことを幾つか。
まず、ブルース・ウィリス。
死んだことくらい、気付けよ。
っていうか、撃たれて、その後治療した記憶も当然ないだろうに、それでいて撃たれたことは覚えている、というのは少しおかしくない?
撃たれた記憶があってその後の記憶がないなら、普通は疑問に思うでしょう。
逆に、撃たれた記憶がないなら、あの話そのものが成り立たないし…。
そして、ハーレイ。
おばあちゃんが言った、「おばあちゃんとお母さんしか知らないハズのこと」を知っているなら、最後の最後まで引っ張らなくたって、お母さんは信じてくれたんじゃないの?
しかし、話そのものは凄く楽しめました。
先に「アザーズ」を観ていたので、当初からオチには気付いていましたが、それでも十分に楽しめます。
だって、これはホラーでもサスペンスでもありません。
ヒューマンドラマですから。
それにしても、ハーレイ・ジョエル・オスメントの好演は輝いていました。
正直、ブルース・ウィリスよりも、オスメントの方が輝いています。
子役が下手だったら、この映画はもうメタメタだったでしょうね。
ホラーシーンは、やはり邦画に比べると、全然怖くありません。
わたしでさえ、見た後一人でトイレにも行けるしお風呂にも入れるし、一人でいても怖くないでしょう、ってくらい。
ただ、ビックリはしました。
いきなり幽霊が目の前にばぁっと出てくるのは、ホラーではありきたり過ぎるほどにありきたりですが、それにしても、毎回毎回驚かされます。
久々に観ると、やはり洋画の幽霊はリアルな感じが逆に怖くないですね。
そのまま観たら、大怪我しただけの人なのか、幽霊なのかの区別がつかないくらいリアルですもんね。
この映画を見て、思わず快哉を叫んだ(勿論内心で)シーンがあります。
それは、母親に毒殺された娘がハーレイの前に現れて、母親が自分を殺した証拠のテープを父親に渡すように頼む辺り。
勿論最初は何を願ったかは分からないわけですが、テープを観て、思わず、「よくやった、ハーレイ!」と思いましたよ。
そりゃ、あれだけのことをされて誰も知らないなら、さぞかし未練が残るでしょう。
幽霊の皆が皆(なんかこの表現…変)、そういう風に明確に伝えたいことがあって現世を彷徨っているわけではないんでしょうが、誰しも思い残したことがあると、この世に留まってしまう、というところには微妙に納得。
というか、もしも本当に幽霊がいるんだとしたら、いる理由っていうのはそういうのだろうなぁって思います。
本当に自分がいつ死ぬか分かっていた人間ならともかく、そうでなければ、未練があるのは当然ですから。
だから、もしも自分が死んで幽霊になったとして、彼のように幽霊を認識してくれる人がいたら、その人が怖がるのを分かっていても、思わず出て行っちゃうかもね~。
ただ、思うんです。
なにも、ばぁ!っていきなり驚かさなくたって良いじゃない?
でろでろ~んと流血しながらいきなりばぁ!って現れて、話を聞いて~、なんて、そりゃちょっと無理があるというものですよ。
最後の最後に、お母さんにハーレイが「自分には幽霊が見える」と車の中で告白するシーンがあるんですが、そこは感涙ものです。
最近心の冷えているわたしは泣きませんでしたが、本当に良いシーンだなぁと思いました。
ハーレイに次ぐ名演は、母親役のトニー・コレットでしょうね。
愛情深くて、でも子供を理解出来ずに悩む母親の姿を、上手く演じていたと思います。
…そりゃ、あんな子供がいたら、実際母親としては対応に困るでしょう。
情緒不安定で、自分に自信がない少年が、既に死者であるカウンセラーとの対話によって自信を回復する、というエンディングには満足です。
たまには、こういった満足出来るハッピーエンドが観たかった。
いや、本当に良い話やな~と思いました。
ただ、不満が1つ。
それは、あまりに、観客に対して挑戦的である、というところ。
オチにしても、納得はしましたが、「どうだ、これがオチだ、ビックリしただろう」的なものが感じられる気がします。
いえ、気にしすぎなのかもしれませんが。
どうしてそう思うかと言うと、オープニングの注意書きでしょうね。
「オチはばらすなよ」みたいなことを最初に忠告。
確かにオチを知ってしまったら、それはそれで楽しさが減る、というのは理解出来ますが、何も最初にそんな注意をしなくたって良い気がします。
オチは何だ、オチは何だ、ってことにばかり注目しながらこの作品を観るよりも、何の予備知識もなく観た方が、遥かに感動出来、しかも驚けたと思います。
話そのものが良かっただけに、ちょっと挑戦的な部分が鼻につきました。
しかし、この映画、観て損はないと思います。
オチを推察したり、ホラーを期待したりして観るんじゃなく、ヒューマンドラマとして、ですけどね。
しかし、これはホラーではない。
ヒューマンドラマです。
最初に、これはどうだろう、と思ったことを幾つか。
まず、ブルース・ウィリス。
死んだことくらい、気付けよ。
っていうか、撃たれて、その後治療した記憶も当然ないだろうに、それでいて撃たれたことは覚えている、というのは少しおかしくない?
撃たれた記憶があってその後の記憶がないなら、普通は疑問に思うでしょう。
逆に、撃たれた記憶がないなら、あの話そのものが成り立たないし…。
そして、ハーレイ。
おばあちゃんが言った、「おばあちゃんとお母さんしか知らないハズのこと」を知っているなら、最後の最後まで引っ張らなくたって、お母さんは信じてくれたんじゃないの?
しかし、話そのものは凄く楽しめました。
先に「アザーズ」を観ていたので、当初からオチには気付いていましたが、それでも十分に楽しめます。
だって、これはホラーでもサスペンスでもありません。
ヒューマンドラマですから。
それにしても、ハーレイ・ジョエル・オスメントの好演は輝いていました。
正直、ブルース・ウィリスよりも、オスメントの方が輝いています。
子役が下手だったら、この映画はもうメタメタだったでしょうね。
ホラーシーンは、やはり邦画に比べると、全然怖くありません。
わたしでさえ、見た後一人でトイレにも行けるしお風呂にも入れるし、一人でいても怖くないでしょう、ってくらい。
ただ、ビックリはしました。
いきなり幽霊が目の前にばぁっと出てくるのは、ホラーではありきたり過ぎるほどにありきたりですが、それにしても、毎回毎回驚かされます。
久々に観ると、やはり洋画の幽霊はリアルな感じが逆に怖くないですね。
そのまま観たら、大怪我しただけの人なのか、幽霊なのかの区別がつかないくらいリアルですもんね。
この映画を見て、思わず快哉を叫んだ(勿論内心で)シーンがあります。
それは、母親に毒殺された娘がハーレイの前に現れて、母親が自分を殺した証拠のテープを父親に渡すように頼む辺り。
勿論最初は何を願ったかは分からないわけですが、テープを観て、思わず、「よくやった、ハーレイ!」と思いましたよ。
そりゃ、あれだけのことをされて誰も知らないなら、さぞかし未練が残るでしょう。
幽霊の皆が皆(なんかこの表現…変)、そういう風に明確に伝えたいことがあって現世を彷徨っているわけではないんでしょうが、誰しも思い残したことがあると、この世に留まってしまう、というところには微妙に納得。
というか、もしも本当に幽霊がいるんだとしたら、いる理由っていうのはそういうのだろうなぁって思います。
本当に自分がいつ死ぬか分かっていた人間ならともかく、そうでなければ、未練があるのは当然ですから。
だから、もしも自分が死んで幽霊になったとして、彼のように幽霊を認識してくれる人がいたら、その人が怖がるのを分かっていても、思わず出て行っちゃうかもね~。
ただ、思うんです。
なにも、ばぁ!っていきなり驚かさなくたって良いじゃない?
でろでろ~んと流血しながらいきなりばぁ!って現れて、話を聞いて~、なんて、そりゃちょっと無理があるというものですよ。
最後の最後に、お母さんにハーレイが「自分には幽霊が見える」と車の中で告白するシーンがあるんですが、そこは感涙ものです。
最近心の冷えているわたしは泣きませんでしたが、本当に良いシーンだなぁと思いました。
ハーレイに次ぐ名演は、母親役のトニー・コレットでしょうね。
愛情深くて、でも子供を理解出来ずに悩む母親の姿を、上手く演じていたと思います。
…そりゃ、あんな子供がいたら、実際母親としては対応に困るでしょう。
情緒不安定で、自分に自信がない少年が、既に死者であるカウンセラーとの対話によって自信を回復する、というエンディングには満足です。
たまには、こういった満足出来るハッピーエンドが観たかった。
いや、本当に良い話やな~と思いました。
ただ、不満が1つ。
それは、あまりに、観客に対して挑戦的である、というところ。
オチにしても、納得はしましたが、「どうだ、これがオチだ、ビックリしただろう」的なものが感じられる気がします。
いえ、気にしすぎなのかもしれませんが。
どうしてそう思うかと言うと、オープニングの注意書きでしょうね。
「オチはばらすなよ」みたいなことを最初に忠告。
確かにオチを知ってしまったら、それはそれで楽しさが減る、というのは理解出来ますが、何も最初にそんな注意をしなくたって良い気がします。
オチは何だ、オチは何だ、ってことにばかり注目しながらこの作品を観るよりも、何の予備知識もなく観た方が、遥かに感動出来、しかも驚けたと思います。
話そのものが良かっただけに、ちょっと挑戦的な部分が鼻につきました。
しかし、この映画、観て損はないと思います。
オチを推察したり、ホラーを期待したりして観るんじゃなく、ヒューマンドラマとして、ですけどね。
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