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アンダーワールド Underworld
うーん、どうなんでしょうね、この映画。
オープニング…。
「何だこれはマトリックスか」と思わせます。
っていうか、全編通して、アクションシーンはマトリックスっぽい。
マトリックスのカンフーテイストを薄めてみました~って感じかな。
雰囲気はなかなか良い。
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア、アンダーワールドと続けて見たせいか、吸血鬼の衣装の素敵さにまたもうっとり。
しかし、インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアに比べると、ヴァンパイア万歳!みたいなノリの単純さにはちょっとげんなり。
不死=素晴らしい、って感じで、そこに対する疑問や孤独、本来の生命の理から外れている事に対する禁忌のようなものがないのが残念。
まあ、人間が殆ど出て来ないせいかもしれないけれど。
それに、ヴァンパイアVS狼男、っていう設定だから、仕方ないのかしらん。
しかし、その核となるヴァンパイアVS狼男の戦争の始まりが、単なる私怨じゃないの?って思わずツッコミたくなるところは興醒めでした。
主人公のセリーン=ケイト・ベッキンセールがクールでカッコ良かった。
ただ、あまりに感情表現が少なすぎるせいか、マイケルとの感情の通じ合いがかなりその場のノリっぽいのが気にかかる。
彼に惹かれていく(…惹かれてるのか?)必然性があまりない。
命を助けられたから?
それだけか?
ヴァンパイアにとって、人間は単なる食糧では?
それが、命を救われたくらいですぐに好きになっちゃうようじゃ、身がもたんだろう。
それと、気になったことがあと幾つか。
ビクター(ヴァンパイアの長老)が強いというのは十分に分かったが、果たして剣で戦う必要はあったのか?
幾ら強いと言っても、弾丸より速いわけはなかろう…。
あんだけ素早くて体力があるなら、銃を持ってりゃもっと簡単に敵を倒せたんじゃないの?
それとも、相手はどうせ狼男しかいないんだし~って油断してたの?
でも、マイケルが攫われ、ヴァンパイアの長老のアメリアが殺されて血を抜き取られている、っていうのを聞いてから出掛けるのに、敵がただの狼男じゃないくらい分かったんじゃないんだろうか。
そこら辺はかなり疑問が残る。
それに、尋問された敵…。
どうせ殺されることは分かっているんだから、適当な嘘をついておけば、ヴァンパイア側はマイケルが追っかけられてた意味を誤解して、もっと時間を稼げた気がする。
あそこで何故自白剤を射たれたわけでもないのに、ぺらぺら本当のことを話してしまうのか。
「おい、お前吸血鬼だろ! 受身くらいとれよ!」とか、「おい、気づけよ!」とか、見ている最中にツッコミたいこと頻り。
あんなにトロくさくて、よくもまああれだけ素早い狼男達を倒して来られたもんだ。
見ている最中、「実は吸血鬼って弱いんじゃ…」とか思っちゃったね。
だって、「長老は強い」みたいなことを言っているからには、当然、アメリアだって相当強かったハズ。
どうして、あれだけの人数で襲撃して、あっさりと彼女を殺せたんだろう。
いくら相手が迎えだと信じきっていたと言っても、途中で異変に気付いている様子は見受けられたのに、何故ろくに応戦も出来ずに殺されてしまったのか。
…吸血鬼って、実は、弱い?
そして、何より思うこと。
裏切り者がビクターを滅ぼそうと試みたが何度も失敗=ビクターは強い!ってな会話を狼男のボスと裏切り者がするシーンがあるんだけど、普通に疑問。
だって、ビクター、ミイラ化して寝てたじゃん?
あんなの、棺から出して外に放り出せばイッパツだっつーの!
吸血鬼の館にしても、かなりハイテクな警備のなされたゴシックな館、として描かれているが、その割にはビクターが蘇る辺り、古風過ぎませんか?
ハイテクなんだかローテクなんだか、はっきりしてくれよ。
日の光が弱点のヴァンパイアには紫外線弾、銀が体内に入ると死んでしまう狼男には硝酸銀弾と、なかなか納得のハイテク武器が出てきますが、どうも必殺の武器としては弱い。
だって、バンバン撃たれても普通に追っかけて来るからね。
あれは一体何なんだろう?
撃たれたら死ぬけど、即死はしない?
その割には、狼男のボスは撃たれた後に結構あっさり倒れてますがな。
しかし、エンディングはいかにもホラーっぽくて良かった。
ホラーの王道パターン。
これは続編が出るんだろうな。
まあ、あそこで終わりでも良いんだけど。
が、セリーンがマイケルと一緒にいるなら、ぶっちゃけ相手にならないから!
そのマイケルの変身後の姿、あのカッコ悪さにはある意味感動。
CGは割と綺麗で、違和感なく楽しめたのに、あの変身後の姿はどうだろう。
オオカミというよりか、ありゃマッチョなゾンビだよ。
何はともあれ、すかっとしたアクションとしては普通に楽しめる。
が、ストーリーは薄いので、感動はない。
寧ろ、作品が終わっても「結局、どうすんの?」って感想が残る、消化不良な作品。
…しかし、続編が出来たとしたら、おそらく駄作だろうな…。
オープニング…。
「何だこれはマトリックスか」と思わせます。
っていうか、全編通して、アクションシーンはマトリックスっぽい。
マトリックスのカンフーテイストを薄めてみました~って感じかな。
雰囲気はなかなか良い。
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア、アンダーワールドと続けて見たせいか、吸血鬼の衣装の素敵さにまたもうっとり。
しかし、インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアに比べると、ヴァンパイア万歳!みたいなノリの単純さにはちょっとげんなり。
不死=素晴らしい、って感じで、そこに対する疑問や孤独、本来の生命の理から外れている事に対する禁忌のようなものがないのが残念。
まあ、人間が殆ど出て来ないせいかもしれないけれど。
それに、ヴァンパイアVS狼男、っていう設定だから、仕方ないのかしらん。
しかし、その核となるヴァンパイアVS狼男の戦争の始まりが、単なる私怨じゃないの?って思わずツッコミたくなるところは興醒めでした。
主人公のセリーン=ケイト・ベッキンセールがクールでカッコ良かった。
ただ、あまりに感情表現が少なすぎるせいか、マイケルとの感情の通じ合いがかなりその場のノリっぽいのが気にかかる。
彼に惹かれていく(…惹かれてるのか?)必然性があまりない。
命を助けられたから?
それだけか?
ヴァンパイアにとって、人間は単なる食糧では?
それが、命を救われたくらいですぐに好きになっちゃうようじゃ、身がもたんだろう。
それと、気になったことがあと幾つか。
ビクター(ヴァンパイアの長老)が強いというのは十分に分かったが、果たして剣で戦う必要はあったのか?
幾ら強いと言っても、弾丸より速いわけはなかろう…。
あんだけ素早くて体力があるなら、銃を持ってりゃもっと簡単に敵を倒せたんじゃないの?
それとも、相手はどうせ狼男しかいないんだし~って油断してたの?
でも、マイケルが攫われ、ヴァンパイアの長老のアメリアが殺されて血を抜き取られている、っていうのを聞いてから出掛けるのに、敵がただの狼男じゃないくらい分かったんじゃないんだろうか。
そこら辺はかなり疑問が残る。
それに、尋問された敵…。
どうせ殺されることは分かっているんだから、適当な嘘をついておけば、ヴァンパイア側はマイケルが追っかけられてた意味を誤解して、もっと時間を稼げた気がする。
あそこで何故自白剤を射たれたわけでもないのに、ぺらぺら本当のことを話してしまうのか。
「おい、お前吸血鬼だろ! 受身くらいとれよ!」とか、「おい、気づけよ!」とか、見ている最中にツッコミたいこと頻り。
あんなにトロくさくて、よくもまああれだけ素早い狼男達を倒して来られたもんだ。
見ている最中、「実は吸血鬼って弱いんじゃ…」とか思っちゃったね。
だって、「長老は強い」みたいなことを言っているからには、当然、アメリアだって相当強かったハズ。
どうして、あれだけの人数で襲撃して、あっさりと彼女を殺せたんだろう。
いくら相手が迎えだと信じきっていたと言っても、途中で異変に気付いている様子は見受けられたのに、何故ろくに応戦も出来ずに殺されてしまったのか。
…吸血鬼って、実は、弱い?
そして、何より思うこと。
裏切り者がビクターを滅ぼそうと試みたが何度も失敗=ビクターは強い!ってな会話を狼男のボスと裏切り者がするシーンがあるんだけど、普通に疑問。
だって、ビクター、ミイラ化して寝てたじゃん?
あんなの、棺から出して外に放り出せばイッパツだっつーの!
吸血鬼の館にしても、かなりハイテクな警備のなされたゴシックな館、として描かれているが、その割にはビクターが蘇る辺り、古風過ぎませんか?
ハイテクなんだかローテクなんだか、はっきりしてくれよ。
日の光が弱点のヴァンパイアには紫外線弾、銀が体内に入ると死んでしまう狼男には硝酸銀弾と、なかなか納得のハイテク武器が出てきますが、どうも必殺の武器としては弱い。
だって、バンバン撃たれても普通に追っかけて来るからね。
あれは一体何なんだろう?
撃たれたら死ぬけど、即死はしない?
その割には、狼男のボスは撃たれた後に結構あっさり倒れてますがな。
しかし、エンディングはいかにもホラーっぽくて良かった。
ホラーの王道パターン。
これは続編が出るんだろうな。
まあ、あそこで終わりでも良いんだけど。
が、セリーンがマイケルと一緒にいるなら、ぶっちゃけ相手にならないから!
そのマイケルの変身後の姿、あのカッコ悪さにはある意味感動。
CGは割と綺麗で、違和感なく楽しめたのに、あの変身後の姿はどうだろう。
オオカミというよりか、ありゃマッチョなゾンビだよ。
何はともあれ、すかっとしたアクションとしては普通に楽しめる。
が、ストーリーは薄いので、感動はない。
寧ろ、作品が終わっても「結局、どうすんの?」って感想が残る、消化不良な作品。
…しかし、続編が出来たとしたら、おそらく駄作だろうな…。
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