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barcarole

大作からB級まで、たまにミーハー、たまに毒舌な感じで感想を綴っています。
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  • 04/30/04:01

ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間 The Lord of the Rings : the fellowship of the ring

有名な映画ですね、ロード・オブ・ザ・リング。
「指輪物語」を原作とする映画で、いやぁ、あの壮大な物語をよく映画化しようなんて思ったね、という感想を持ちましたね。
観終わってみれば、世界観が割とよく表現されていて、映画としては十分なレベルのように感じました。

ただ、長い。
そして、あまりに中途半端。

原作を知らない人間が、1だけ観て、この長さと冗長さに飽きずに2以降を観てくれるかどうかは、賭けですな。
原作を読んだわたしは問題なく人名も知名も設定もするっと理解できたんですが、読んでいない人には、あの膨大な人名を覚えきれるかどうか…。
でも、人名覚えてないと、正直登場人物の繋がりが分からないですよね~。
ただ、途中途中で分かりやすく説明の台詞が出て来るので、まぁなんとかなるんでしょう。
よく分からないけど、多分。
いくら説明しても、あれだけの長い話が原作なんだから、説明不足の感は否めませんが。

それにしても、レゴラスとアラゴルンがやたらとカッコ良いです。
初めて観た時は、レゴラスのあまりのエルフっぽさに感心したんですが、2度目に観てみると、アラゴルンのカッコ良さに惚れました。
良いねぇ、アラゴルン。


ただ、思うんですが、フロド、弱すぎ
お前はどこの令嬢だ!
何しろ、エルフのお姫様に抱っこされて馬に乗るからね。
あまりの弱さに、途中でげんなり。
トロルに襲われて、言う言葉が、「アラゴルン! アラゴルン!!」だからね。
戦え。
せめて、まともに逃げろ。

 メリーやピピンでさえ戦ってるのに、お前は何だ!


あとね、じいさん二人の戦いを見るのはしんどいね。
ガンダルフとサルマンの戦いを観ていると、「おいおい、良い歳してそんなむきにならんでも…」とか思ってしまう。
大体、ガンダルフって強いの?
あれ観てると、普通に弱そうだ。
いや、2や3を観ると、「おぉ強い」と思うんだけれども、1だけ観ても、全く強さを感じません。
知恵を借りにあっちこっち行ってるしね。


CGはキレイでした。
風景の方が。
オークのリアルさには素直に感心しましたが、何に感心出来ないって、あのバルログ
FFとかのボスの映像の方が、よっぽどリアルだし想像力溢れる凝った造形だよね。
バルログが「古の怪物」とか言われて、オークも逃げ出すほど強いんだ!という風に描かれているのに、あの姿のショボさに萎え萎え。
せめてもう少し、あいつに手間暇かけてやってくださいよ。


ボロミアは良いキャラですね。
あのキャラがいないと、正直、さほど「指輪の魅力」というのを感じられなかったでしょう。
彼がああやって指輪に囚われてくれたから、「指輪スゲ~」と思える気がします。
それにしても、最後の辺りは良かったなぁ。


それと、ちょっと気になったのが、レゴラスの矢。
いくらなんでも、あんだけしか持ってないんじゃ、矢が尽きるんちゃうん?
っていうか、お前、一体どこに矢なんて隠してんの?
鏃は現地調達は難しいだろ。
びゅんびゅん打てるのは凄いけども、打つものがなきゃどうしようもないじゃんか。
ねぇ。


うーん、映画そのものは長いんですが、飽くまで導入部、冒険の始まりの部分しか描かれていないので、レビューに書くことがあまりありません。
ただ、1があっての2以降ですからね。


それにしても、序章で3時間弱というのは長いです。
終わり方も、せめて中ボスみたいのを出して、そいつを倒してからにして欲しかった。
最後の最後に戦うのが、あのショボいエルク・ハイじゃねぇ…。


数年ぶりにこのロード・オブ・ザ・リングを観て、映画館で初めてこの映画を観たときのことを思い出しました。
すぐ前だったか後ろだったかの席に座っていた、中高生くらいのカップルが、「え、終わったの?」「マジで!?」みたいなことを、まだ静かな映画館で話し合っていたことを。
悪いけど、あれには笑った。
3部作ってことくらい知っとけ。
…知ってても、この終わり方には納得いかんけど。
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