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ハリー・ポッターと賢者の石 Harry Potter and the Philosopher's Stone
どうでしょう、これ。
本当に子供向けの映画なの?
良いの? こんなんで…。
世界観、映像は良いです。
夢がある。
わたしも、あんな横丁に行ってみたいし、あの制服は着たくないけど空を飛んでもみたいし、城のような寮で生活してみたいです。
マジで。
動く絵とか、ほとんど首なしのサー・ニコラスの幽霊なんかはすごく魅力的ですね。
気まぐれな階段を上ってみたい。
しかし、子供向けか…。
上述のような、夢のあるシーンは良いんです。
けれど、この映画、肝心な部分で子供の夢、理想をぶち壊すね。
ハリー・ポッターは超有名人です。
才能のある魔法使いの両親を持ち、ヴォルデモートという希代の魔法使いに殺されずに撃退したから。
傷1つ受けただけで。
で、有名人ですから、どこに行っても、誰もが彼を知っているわけです。
校長先生も、他の先生も、みーんな。
そして、彼を育ててくれたマグル(普通の人間)は彼を目茶目茶虐待するんですが、本当の両親は彼の為に莫大な財産を残してくれたわけです。
ふーん。
これ、夢、ある?
何だかんだ言っても、結局は親の七光りの部分があまりに多すぎる気がしますね。
こんなに主人公を特別扱いして良いの?
ホグワーツに入学したハリーですが、箒に乗るシーン以外では、彼は特段の優秀さを発揮することはありません。
純粋に魔法使いとしての行動だけを見ると、ハーマイオニーの方が遥かに努力もしているし、実際の知識もハリーやロンの比ではありません。
なのに、ハリーは、その出生などから物凄い注目を受けているわけですよ。
厭味なヤツだ。
前半、ホグワーツに向かう列車の中で、ロンとハリーがまともに話をする初めてのシーンがあります。
車内販売がやって来るのですが、ロンは裕福ではない家庭に育った為、母親の手作りの菓子を持ち、お小遣いを持ってはいないのか、車内販売のお菓子が買えません。
で、それを見たハリーが、「全部買うよ」と言って金貨をじゃらっと出し、車内販売のお菓子を買い占めてしまうわけです。
でもって、ロンと2人でそのお菓子を食べる。
引っかかりませんか?
もしもわたしがロンの立場なら、ハリーの行動は、正直、わたしを一層惨めにするだけだと思います。
他人にモノを恵まれて、それを嬉しく思う人間がいるでしょうか?
そりゃ、少しなら、「ラッキー」くらいで済みますよ。
もしくは、相手が物凄く成功した人物なら、恵まれたとしても妬む気にも、卑屈にもならないかもしれません。
でも、相手はただの子供です。
有名人とは言っても、自分と同じ歳の、両親の遺産を貰って金持ちになっただけのガキンチョですよ?
正直、ハリーの行動は厭味か傲慢にしか映りません。
更に気になるのが、周囲の大人達の、ハリーに対する態度。
そりゃね、噂に聞いていたハリー・ポッターを見た、普通の大人達が「おや、あの」って感じで騒ぐのは許せます。
それは仕方ありません。
何が許せないって、ホグワーツの先生達のあからさま過ぎるエコヒイキ。
なんだこれは。
こんなん、子供に見せちゃ駄目だよ!
ホントに。
親が有名人なら、先生達も甘い、なんて、映像でなんか見せちゃいけないと思います。
出来の良い子に甘い、くらいならまぁ仕方ないとしても、出来が特別良いわけでもないのに、親が有名だから甘い、なんて、どうして世間の親がこれを子供に見せようとするのかがイマイチ理解出来ません。
わたしにもしも子供がいたとしたら、ある程度の年齢になるまでは、この映画は見せたくないなぁ。
もしくは、全く理解出来ない程、単に映像を見てわくわくするだけ、ってくらいに小さい時なら良いかもしれませんけど。
ダンブルドア校長は、物凄く人格者のように描かれているけれど、本当に人格者でしょうか?
あれが教育者の姿なの?
どんなに知恵があっても、どんなに慈悲深くても、教え子を公平に見られないような教師、わたしは嫌ですね。
何から何までハリーを特別扱いするこの映画、映像は楽しめても、ストーリーは微妙です。
全体の大まかな流れは、子供向けということで、甘めに見ても良いでしょう。
それよりも、ちょこっとしたところに出てくる、ハリー万歳的な部分の方が余程気になりました。
つまり、正直、ビミョー。
本当に子供向けの映画なの?
良いの? こんなんで…。
世界観、映像は良いです。
夢がある。
わたしも、あんな横丁に行ってみたいし、あの制服は着たくないけど空を飛んでもみたいし、城のような寮で生活してみたいです。
マジで。
動く絵とか、ほとんど首なしのサー・ニコラスの幽霊なんかはすごく魅力的ですね。
気まぐれな階段を上ってみたい。
しかし、子供向けか…。
上述のような、夢のあるシーンは良いんです。
けれど、この映画、肝心な部分で子供の夢、理想をぶち壊すね。
ハリー・ポッターは超有名人です。
才能のある魔法使いの両親を持ち、ヴォルデモートという希代の魔法使いに殺されずに撃退したから。
傷1つ受けただけで。
で、有名人ですから、どこに行っても、誰もが彼を知っているわけです。
校長先生も、他の先生も、みーんな。
そして、彼を育ててくれたマグル(普通の人間)は彼を目茶目茶虐待するんですが、本当の両親は彼の為に莫大な財産を残してくれたわけです。
ふーん。
これ、夢、ある?
何だかんだ言っても、結局は親の七光りの部分があまりに多すぎる気がしますね。
こんなに主人公を特別扱いして良いの?
ホグワーツに入学したハリーですが、箒に乗るシーン以外では、彼は特段の優秀さを発揮することはありません。
純粋に魔法使いとしての行動だけを見ると、ハーマイオニーの方が遥かに努力もしているし、実際の知識もハリーやロンの比ではありません。
なのに、ハリーは、その出生などから物凄い注目を受けているわけですよ。
厭味なヤツだ。
前半、ホグワーツに向かう列車の中で、ロンとハリーがまともに話をする初めてのシーンがあります。
車内販売がやって来るのですが、ロンは裕福ではない家庭に育った為、母親の手作りの菓子を持ち、お小遣いを持ってはいないのか、車内販売のお菓子が買えません。
で、それを見たハリーが、「全部買うよ」と言って金貨をじゃらっと出し、車内販売のお菓子を買い占めてしまうわけです。
でもって、ロンと2人でそのお菓子を食べる。
引っかかりませんか?
もしもわたしがロンの立場なら、ハリーの行動は、正直、わたしを一層惨めにするだけだと思います。
他人にモノを恵まれて、それを嬉しく思う人間がいるでしょうか?
そりゃ、少しなら、「ラッキー」くらいで済みますよ。
もしくは、相手が物凄く成功した人物なら、恵まれたとしても妬む気にも、卑屈にもならないかもしれません。
でも、相手はただの子供です。
有名人とは言っても、自分と同じ歳の、両親の遺産を貰って金持ちになっただけのガキンチョですよ?
正直、ハリーの行動は厭味か傲慢にしか映りません。
更に気になるのが、周囲の大人達の、ハリーに対する態度。
そりゃね、噂に聞いていたハリー・ポッターを見た、普通の大人達が「おや、あの」って感じで騒ぐのは許せます。
それは仕方ありません。
何が許せないって、ホグワーツの先生達のあからさま過ぎるエコヒイキ。
なんだこれは。
こんなん、子供に見せちゃ駄目だよ!
ホントに。
親が有名人なら、先生達も甘い、なんて、映像でなんか見せちゃいけないと思います。
出来の良い子に甘い、くらいならまぁ仕方ないとしても、出来が特別良いわけでもないのに、親が有名だから甘い、なんて、どうして世間の親がこれを子供に見せようとするのかがイマイチ理解出来ません。
わたしにもしも子供がいたとしたら、ある程度の年齢になるまでは、この映画は見せたくないなぁ。
もしくは、全く理解出来ない程、単に映像を見てわくわくするだけ、ってくらいに小さい時なら良いかもしれませんけど。
ダンブルドア校長は、物凄く人格者のように描かれているけれど、本当に人格者でしょうか?
あれが教育者の姿なの?
どんなに知恵があっても、どんなに慈悲深くても、教え子を公平に見られないような教師、わたしは嫌ですね。
何から何までハリーを特別扱いするこの映画、映像は楽しめても、ストーリーは微妙です。
全体の大まかな流れは、子供向けということで、甘めに見ても良いでしょう。
それよりも、ちょこっとしたところに出てくる、ハリー万歳的な部分の方が余程気になりました。
つまり、正直、ビミョー。
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